これまでの歯科は、「すでに進んでしまった病気をどう治そうか」ということばかりに取り組んできました。 今、そういった医療のあり方が反省期に入ろうとしています。
最近の研究によれば、虫歯や歯周病は、ある特定の細菌によって起こることがわかってきました。つまり、その細菌たちを口の外に追い出せば、ほとんどの歯の病気は防げるということです。
PMTCというのは歯科衛生士が、行うお口の清掃プログラムのことです。これにより歯磨きなどでは取れにくい悪い細菌を徹底的にこすり落とします。
PMTCは、歯や歯肉の清掃を専門の器具を使って丁寧に行います。
歯科医療の究極の目的は、歯や口腔の知識をもとにして、ヘルスプロモーション(健康支援)を展開することです。
感染症でもあり、生活習慣病ともいわれる歯科疾患に対して、口腔ケアを継続していくことは賢い対応であり、患者様自信にとって大きなメリットが得られることなのです。
PMTCを行った後、個人の歯型に合わせて作ったマウスピースに殺菌作用のある薬剤(0.2%CHXゲル、10%ポビドンヨードゲル)を5分間作用させます。その後、歯のミネラル成分補給のため、MIペーストを作用させて終了です。
上記を2回行います。1回目と2回目の間、自宅でフッ素ジェルによる除菌をしてもらいます。
※歯周病の進んだ方は、月に1回のペースで行います。(3ヶ月に1回、6ヶ月に1回もあります。)