診療科目
むし歯治療
むし歯になってしまった歯は回復することができません。
そのため、この部分を削り取り他の物質を詰める治療を行います。
当院では、できるだけ痛みの少ないように治療を行っております。
ダイアグノデントペン
当院では、むし歯の進行状態を経時的に数値で管理できる「ダイアグノデント ペン」を採用しております。
むし歯の状態をデジタルで測定することができるので、これまでの“見つけてすぐに削る治療”ではなく、“進行状況に合わせて適切な管理をする治療”を行うことができます。
むし歯の進行度を数値で管理
プローブから出たレーザー光は、測定しにくい隣接面や小窩裂溝部のむし歯の歯面から約2mmの深度まで到達し、むし歯のもつ特性である蛍光反射を読み取り、数値化します。定期的に使用することでカリエスの進行状態を把握し管理することが可能です。
臨床に応用できる安定した数値
同一のカリエス部位でもプローブを当てる角度により数値が異なります。正しく測定するためには様々な角度から測定することが重要です。
最もカリエスが進行した部位の値がピーク値としてディスプレイに保持されます。
※機器の特性として、正しく使用・計測された数値は実際のカリエスの規模より大きく表示されることはありません。
やさしいレーザー光での測定
これまで数値でカリエスの進行状態などを診査・診断するシステムは確立されていませんでした。「ダイアグノデント ペン」は歯牙にそっと沿わせ、歯面に655nmの低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。また測定された数値でカリエスの進行状態をわかりやすく説明できます。
高周波治療
医療シリーズ:高周波を用いた新たな治療の可能性
むし歯になってしまった歯は回復することができません。
そのため、この部分を削り取り他の物質を詰める治療を行います。
当院では、できるだけ痛みの少ないように治療を行っております。
歯科治療への適応が広がるジアテルミー
ジアテルミーとは、「透熱療法・温熱療法」と訳され、約100年前に作られた医学用語ですが、今日では高周波治療全般を意味します。
高周波電流を患部と患者様の手(対極)の間に流し、生体の電気抵抗値から発生する(ジュール)熱を利用する「外科的ジアテルミー」と、電波を患部に照射して高周波の生物学的作用を活用する「内科的ジアテルミー」があります。
この特異な高周波(510KHz、35W)を発生させるのが、コスモペリオエンドシ ステムです。
外科的ジアテルミー
一般的には家庭の電熱に相当します。
<応用例>歯の神経(歯髄)を取る抜髄は、高周波通 電で根管内歯髄を熱(270℃)で焼灼固定すると同時に殺菌も行います。従来法に比べて治療効果はより確かで、再発しにくい治療法といえます。感染根管治 療では、薬剤の変わりに熱消毒します。この時の熱は電極の先端1mmの範囲なので、痛みはほとんど感じません。
歯周病治療では、歯垢・歯石除去、食事療法と併行してポケット内を熱で殺菌と不良肉芽の掻爬(組織をかきとる)を同時に行います。薬剤耐性菌も死滅させられるので、外科手術をせずに骨再生が得られる症例があります。今までに抜歯していた歯が残せたり、延命効果を期待できたりする症例が全国から報告されています。ただし、歯周病は生活習慣病ですから、生活習慣を改め、口腔内を清潔に保つことが基本です。
口臭治療
病的口臭の90%は口の中にある
どんな人にも多少の口臭はあります。(生理的口臭)
病的口臭の原因の90%は口の中にあります。口臭の原因は以下となります。
- 歯周病(出血や排膿)
- 舌苔
- 唾液分泌の減少(ストレス、緊張、薬の影響など)
- 歯や入れ歯の清掃不良
- 虫歯
口臭予防・治療
セルフチェック&セルフケア
1日1回朝食前に鏡を見て舌が白く汚れていたら舌ブラシを用いて舌苔を除去しましょう。パーフェクトペリオによる洗口も効果的です。
専門的ケア
定期的に歯科医院を受診し、歯周病や虫歯の治療、PMTC、3DS治療を受けましょう。
ドックベスト
削らない・痛くない むし歯治療
最近の歯科界では、歯質を保存して歯の寿命を延ばすミニマルインターベンション(MI)が提唱されています。
ドックベストセメントは、その治療法の1つとして、アメリカで開発されました。
ドックベストセメントの銅イオンを中心とした、亜鉛、マグネシウム、リンなどの微量ミネラル成分によって、むし歯を殺菌、修復してくれる治療法です。
新しい歯科治療法として、「これが世界のスーパードクター14」で紹介されました。
メリット
- 必要最小限の歯を削るだけですみますので、治療中の痛みが減ります。
- 銅イオンにより無菌化をはかるため、歯の神経を残せる可能性が高くなり、歯の寿命が長くなります
- 神経を抜いた後の根の治療にも、応用できます。
デメリット
- 万能ではないので、歯の神経組織が感染を起こしていたり、ひどい痛みがある場合は、効果がありません。
- 軟化象牙質を残してセメントを詰めるため、脱落してしまうことがあります。
- 輸入しなければならず、材料費が高いです。
当院では、新しい治療法として積極的に取り入れています。